# 023
私は地球の出身です。
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今回私が着目した予防健康に関する個所というのは、化学薬品で汚染された川、空が汚染の腰掛となっている、全世界的な温暖化が警告され、オゾン層の大気に穴が空きという4箇所です。訳では多少意訳を加えて明らかに水質汚濁、大気汚染、温暖化、オゾン層破壊とわかるようになっているのですが、これは歌詞の原文でも容易に感じ取れるものでした。今回はこの4箇所の環境の問題についてレポートを書いてみました。 最初に水質汚濁ですが、公害のひとつで、わが国での有名な公害のエピソードとしては水俣病やイタイイタイ病がある。定義としては公共用水域への家庭下水、産業排水、都市下水の放流、あるいは大気汚染物質の落下などにより、もともと水中に存在しなかった物質が外部から混入して水質や底質が悪化し、そのためにその水域の水利用に支障をきたし、人の健康や水生生物に有害性が考えられる、ということです。現状では人の健康にとって有害な物質、たとえばカドミウムなどは環境基準が達成されています。しかし生活環境の保全に関する項目では、まだ望ましい状況に達していない地域も多いそうです。 次に大気汚染ですが、大気汚染として有名な公害は、四日市喘息などです。大気汚染では、車や工場地帯などからの排気ガスによるものや、喫煙や粉塵に由来するものもあります。大気汚染では一次汚染物質と二次汚染物質があり、一次汚染物質は燃焼により直接空気中に放出されるものと定義されていて、二次汚染物質は、一次汚染物質が化学的に変化したものと定義されています。現状では、二酸化硫黄や二酸化窒素などは規制値をほぼクリアしているのに対して光化学オキシダントなどはまだクリア率が低いそうです。また大気汚染があるところでは、燃焼時の不完全燃焼によりダイオキシンという発ガン性を有する環境ホルモンが産生されることもあるので今後はその問題も解決していく必要があると思います。 次は、温暖化ですが、温暖化は温室効果ガスである二酸化炭素やメタンなどが大気中に層を作り地表から反射してきた熱をとどめておくことからどんどん温度が上昇していくというものです。温室効果ガスの削減を目指して京都で会議をして京都議定書を発表しましたが、アメリカの不参加や日本自体が目標達成が厳しいことなど、問題がまだまだ解決していないのが現状です。 最後にオゾン層破壊ですが、オゾン層破壊はフロンガスによりオゾン層で塩素がフリーラジカルを生じ、それによりオゾンを酸素に分解してしまいオゾン層に穴があくこと、つまりはオゾンホールができることにより、紫外線などがさえぎれず皮膚癌が増加したりヒトの人体に悪影響を与えます。今ではフロンガスを使うのを規制して、代替フロンを代わりに使うようにしていますが、代替フロンも温室効果を進めることや今まで使われてきたフロンガスの漏れなどがあり、今後も解決に向けていろいろと努力しないと行けないということです。 このように、4つの事例を簡単にまとめたのですが、今だ解決できない問題が山づみで今後の努力がいるような問題が多かったです。また歌詞にこのような意味合いを含んだ歌ができるほどアメリカは公衆衛生や衛生学といったものが浸透しているのに対し、わが国では受験などで勉強するか公衆衛生学を勉強するかしない限り、あまりこのような問題に触れることがないというのが問題と思いました。そして自分自身もニュースなどで聞いてもあまり関心を示さなかったのですが、今後は興味を持って聞いていきたいと思います。 |